頭を上げればもう秋、歳月があまりにも早く過ぎ去ることを感じる。風が来て雨が去り、もう半生が過ぎてしまった。ようやく理解できたのは、人生にまっすぐな道などないということ。無数の分岐点で、当時の気力と無知に基づいて、一つの道を選んで、歯を食いしばって歩き続けるだけだ。若い頃の夢はまだ覚めず、振り返ればもう半生が過ぎ去っている。戻れないのは時間だけでなく、かつての自分もだ。時間は泥棒のようなもので、あなたが気づかぬうちに、あなたのほとんどの時間とエネルギーを奪っていく。その時の気力あふれる自分と、今の角を削られた自分を考えれば、どうして未来が長いと言えるのだろうか。